忍者ブログ
絵と独り言を置いておく場所。
| Admin | Res |
<< 11  2024/12  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31    01 >>
[7]  [6]  [5]  [4]  [3]  [2]  [1
        
   
[PR]
2024.12.11 (Wed)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

        
   
crane girl
2012.09.04 (Tue)

15b53ba0.png
桜庭一樹さんの『ファミリーポートレイト』のなかのおはなし。
をイメージしたかどうかわからないけど加工したらそんな感じになってしまいました。

なにか自分の感情をまとめたくて放置していたこのブログにポチポチと書き込んでいます。
いざ書くとなるとなにかいていいのかわからないけど、とりあえずこの本について。

私が一生で一番すきな本を選ぶとしたらまちがいなくこの本、というくらい好きで、
家庭に何か問題があるひとは、きっとこの作家さんの本がすごく好きなると、思う。
主人公のコマコは母から世でいう虐待をうけている、でも同時におおきな愛情をもらっていて
主人公は母が大好き。母が自分にひどいことをしているというのはわかるけど可愛がられているから、
憎めない、嫌えない。子供は母に絶対服従、サンドバック。
すごく正しくない、不適切な親子関係でも愛情があるから離れられない。

親がいなければ自由になれるのに、いなかったら生きていけない。
親に対する感情って思春期が一番つらいのかとおもってたけど、
なまじ大人になってからのほうがつらい気がする。
とくに間違った家庭環境のなかで育ったこどもは一生苦労するのでは、なんて。
思ったり。そんな苦悩を生々しく書いた本であります。

実際親を愛しているか憎んでいるかと聞かれたらどちらともいえない、よね。
思春期は親をたいそう恨んでいたりするけど、大人になって自分でいろんなもの背負うと、
恨んでばかりいられなくって、でも好きになることもできないような。
父親と母親ではずいぶんちがうけど、むつかしいね。
今でも思春期の頃の自分がたまに頭をもたげて憎しみに燃えることがあるけど
そう長くは続かない。うまく言葉にできないけど、親に対する感情を
すべて穏やかにして、憎むこともなくなれば、自分は別人になれる気がする。
親が亡くなるまでには、そんな立派な人間になりたいけども、何年かかるんだろう。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
Mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ表示(チェックを入れると管理人だけに表示できます)
カレンダー
11 2024/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
りよ子
性別:
女性
職業:
大学生
バーコード
ブログ内検索

Powered by Ninja Blog    Photo by Rain drop    Template by TKTK-blog
Copyright (c)つめたい唇 All Rights Reserved.


忍者ブログ [PR]